chronic life

地下室の屋根裏部屋で

惰眠を貪る冷製パスタ

昨日の夜電話が終わった後、何時ものように筋トレをして眠りに就こうと想っていたのだけれど、何故か不思議と寝付けなかった。それは勿論、夕方の6時過ぎから午後10時頃迄野放図に仮眠を摂っていたことも無関係ではないんだろうけど、それ以上に僕の頭を駆け巡っていたのは、はーのある一言だった。それを云わせて仕舞った――云われて仕舞った僕はその時、ほんの少しだけ落ち込んでいたのかも知れない。いや、正直結構悩んだかも?
僕には誰かを抑止する程の、強い意思も主張も自己判断も無い。あるのは、「なぁなぁ」の感情と適当な同調、そして――その場凌ぎの詭弁だけである。だから、僕には特に、自分を規制する等と云う、大層な自己実現は頗る難儀なことなのである。しかし、僕は今、それをしようと試みている。しかしそれも、独りでは意味が無いではないだろうか……。
……結局答えも結論も出ないまま、僕はゆるゆると夢魔に誘われて行った訳だが、それが何時頃だったのか、今の僕には全く判然としない。しかしその後、午前10時前に親族からの電話の着信音で強引に起こされてしまった私は、その電話が終わった後に、睡眠に集中する為、携帯の電源を切ってしまった。そして僕は、再び躰を布団に委ねた――。
起きると、テーブルの上の時計は、誇らしげに3時直前を示している。寝過ぎだ。はっきり云って寝過ぎている。それは今日、今だけの話等では無い。最近の私は、一応に睡眠に傾倒し過ぎている。昔のように、悩んで悩んで悩みまくって、苦悩で捻じ切れて、深夜独り自分の布団の上で号泣するようなことは、今は想像も出来ない程だ。それ程迄に、僕の生活や精神性は激変した。