車両の黄ばんだ天井を見上げながら、シノハラはぼんやりと考える。本当はどこへも行きたくない。誰とも関わりたくない。(p.181)
「地下鉄の叙事詩」を読んでいると、やっぱり電車(特に混んでいる奴)は厭だなぁ、と云う気になってきます。「なってきます」と云うか、再確認って感じですけどね。電車に乗れなきゃ、アレグリアと相対することすらないのです。いい装幀ですね。
- 作者: 津村記久子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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