chronic life

I can (not) have relations.

オレベス2008《読書篇》

 後れ馳せながら、2008年最後のエントリーは「オレベス2008」第三弾《読書篇》でございます。今年の総読了数は、去年よりも更に50作少ない、77作でした。いやー、これは本当にもうちょっと読みたかったなぁ。後悔と云うか、反省の想いで一杯です。せめて三桁は頑張りたかった。と、複雑な感情はありつつも、そんなこんなでベストテンです。以下、続きをどうぞ。

  1. 山崎ナオコーラ『論理と感性は相反しない』講談社
    論理と感性は相反しない

    論理と感性は相反しない

  2. 津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』角川書店
    ミュージック・ブレス・ユー!!

    ミュージック・ブレス・ユー!!

  3. 角田光代『八日目の蝉』中央公論新社
    八日目の蝉

    八日目の蝉

  4. 絲山秋子『ばかもの』新潮社
    ばかもの

    ばかもの

  5. 柴崎友香『星のしるし』文藝春秋
    星のしるし

    星のしるし

  6. 三津田信三『首無の如き祟るもの』原書房ミステリー・リーグ
    首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)

    首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)

  7. 高橋源一郎『ニッポンの小説 百年の孤独文藝春秋
    ニッポンの小説―百年の孤独

    ニッポンの小説―百年の孤独

  8. 保坂和志『小説、世界の奏でる音楽』新潮社
    小説、世界の奏でる音楽

    小説、世界の奏でる音楽

  9. 詠坂雄二『遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?』光文社
    遠海事件

    遠海事件

  10. 浦賀和宏『生まれ来る子供たちのために』講談社ノベルス
    生まれ来る子供たちのために (講談社ノベルス)

    生まれ来る子供たちのために (講談社ノベルス)

 次点は、『長い終わりが始まる』『ラットマン』『絶対安全文芸批評』『わたしたちに許された特別な時間の終わり』『スヌスムムリクの恋人』辺りですかね。上位五作のセレクトが、近年の僕の読書傾向を如実に表しているなぁ、と我がことながら感じ入りました。来年は、今年出た所謂「メガノベル」の積読の山を崩しつつ、新規開拓もしていきたいな、と。それでは皆さん、良いお年を。