chronic life

I can (not) have relations.

高橋源一郎『ニッポンの小説 百年の孤独』文藝春秋

 読み始めたのが今月の3日なので、何だかんだでかれこれ四週間弱この本と付き合っていたことになる。まぁ、その間に幾つか他の本に浮気していた時期もあったのだけれど、ずっと小説のことについて考えていたことだけは、紛れもない事実である。来春には、この続篇となる『さよなら、ニッポン(仮)』が発売予定だそうなので、少なくともそれを読み終えるまでは、このまま考え続けることになるだろう。いや、凡ての小説が止まって見えるようになるまでは――。

ニッポンの小説―百年の孤独

ニッポンの小説―百年の孤独