chronic life

I can (not) have relations.

セクシーボイスアンドロボ/第九回

ある意味、もうこれで終わってもいいくらい、とても美しくて素晴らしいラストだったと想います。初回でニコと社長がそれぞれ云った台詞が、互いに反響し合って、再び言葉となって相手にぶつかり、あれほど強固だった筈の社長の決意を揺らがせる。この辺りの遣り取りは、本当に脚本の巧さに痺れました。いーや、本当に凄かった。台詞と云えば、拳銃の試し撃ちから帰ってきた昭子の手を匂って、「哀しい匂いがする……」なんてロボに云わせるところなんざ、並の作家にゃ書けませんぜ、兄貴(兄貴って誰?)。最後のニコのナレーションも良かったし、これは本当に期待以上の後編でした。しかし、次回予告がなかったのはちょっとだけ心配だなぁ。最後まで、走り抜いて欲しいです、皆に。