「だれかを好きだった記憶もなくなるぐらい生きて、俺が死んでも気づくやつが一人もいないほどになったら、そのときやっと、俺は本当に自由になれるんじゃないかと思うんだ」(p.261)
三浦しをん、巧いなぁ。本当に巧い。もう、これ以上詳しいことを書くのは避けたいです。なるべく、事前情報が少ない方が面白いと想いますので。まぁ、一つだけ書くとしたら、浅野いにおの『素晴らしい世界』みたいだったな、と。「入江は緑」がお気に入り。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: 単行本
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