涙の先に明日があった。明日とはつまり今日の続きであって、現実の別名と云っても差し支えないような気さえしている。これは「明日の記憶」であると同時に「明日の記録」でもあるのだ。だからこの作品は、こんなにも僕の心を強く掴んで離さないのだろう。渡辺謙の迫真の演技と存在感が、非常に際立っていた。また、堤幸彦監督の演出も絶妙だったと想う。このラストはもしかして、アレと同じパターンなんじゃ……と云う考えが一瞬頭を過ったのだが、それを書いてしまうと凡てが台無しになってしまいそうなので、ここは敢えて仄めかすだけに留めておきたい。とにかく、期待以上に素晴らしかった。
巧く言葉に出来なくて、全然語り足りないので、多分また追記します。
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