chronic life

I can (not) have relations.

ハケンの品格/第三回

途中の「とっくり」と「くるくるパーマ」による、「ブラックホール」や「ビッグバン」辺りの遣り取りや、春子に懇願する小泉君の熱演なんかはかなり良かったと想うんですよ。それに、ラストで変に森ちゃんと黒岩の二人がランチを一緒に食べるような仲になる、と云ったベタなオチにしなかったところも悪くなかったですし。ただ、やっぱりメインのマグロ解体ショーのエピソードがなぁ、もうちょっと練り込んであるともっと物語に厚みが出た気がするんですよねぇ。それがないから、やっぱり最後の東海林と春子のキスシーンにも、ちょっと違和感が残ってしまう訳ですよ。百歩譲って、東海林が「春子は自分に気があるんじゃないだろうか?」と勘違いするところまではいいとしましょう。ただ、そこから一足飛びにアレはないんじゃないかなぁ、と。それも、事故とか衝動的って云うよりは、結構ちゃんとしてましたからね。まぁ、あの大前春子のことですから、巧くあしらうとは想いますが。里中君の心中、お察し致します。