chronic life

I can (not) have relations.

14才の母/第十回

反町さんが必要だったかどうかは判りませんが、ああいう新生児集中治療室で未希の子供を担当する医師、と云う存在は不可欠だったでしょうね。まぁ、それが反町さんだった影響で、ちょっと出番やら台詞が多めになったんだろう、とは想いますが。個人的に、今回最もドラマティックと云うか心を動かされたシーンは、波多野が一度「14歳の母」と書いたのを二重線で消して、「14才の母」に書き直したところですね。何だか、色々とモヤモヤしていた気持ちが、あの1シーンで凡て腑に落ちたと云うか、どうしてドラマ自体のタイトルも「14歳の母」ではなく「14才の母」にしたのか、と云うのが何となく理解出来たような気がしました。後はやっぱり、僕はキリちゃんみたいな立場になりたくないから、子供が欲しくないんだなぁ、と云うことを改めて痛感させられました。キリちゃん、君が歩もうとしている道は、多分君の想像以上に厳しく険しい道なのだよ。僕も、通ったことはないけれど。それでも君は、行くのだろうなぁ。未希も、あれだけ頑張ったんだし。まぁ、加奈子のところに出産祝いを持ってきた静香は、ある意味昔以上に格好良かったので、彼女の立ち直りに一役買ったと云う意味では、いい決断だったと想いますけどね(凄く婉曲的ではあるけれど)。さて、いよいよ来週が最終回ですか。これで、子供が死んでしまうだなんてラストはきっと誰も望んでいないことでしょうから、多分それはないと想うんですが、どれくらい先まで描くのか、と云うところに僕は注目したいですね。未希を演じるのが志田未来のままで、十年も二十年も先を描く訳にはいかないですから、ラストは十五年後くらいで、未希の娘を志田未来が演じて、未希自身は(隣の部屋とかから)声だけが聞こえる、なんて演出はどうですかね、ベタだけど。親の世代は、老けメイクとかをすれば何とかなると想うし。って、こんなに細かく予想したって、何の得にもならない訳ですが。趣味ですからね、ある意味。