冷静に、と云うか客観的に見てみれば「何年前のドラマだよ!」って気持ちがない訳でもないんですが、そういうことを想い起こさせないほどドキドキ感と云うか、キュンキュン感の方が先に来てしまって、何かもうそういうのどうでもいいや、って気分になってしまいます。五人でのデートシーンとか、普通に楽しそうだったし。特に、男三人の母校だった夜の高校に皆で忍び込むシーンには、「ヤベぇ、これって超青春じゃねぇ?」と、一人でテンション上がりまくりでしたよ。甲の口癖だった筈の「マジで?」も、すっかり浸透しちゃってるし。しかも、他の三人がバスケやってる間にキスとかするかねぇ、普通。まぁ、弘人は基本的に亀梨君と一緒で野球青年だったって設定だから、あんまりバスケに興味ないのもある意味、筋が通ってるとは想うけど。それに、以前僕の書いた亜裕太→菜緒って線も、まだまだあり得るって感じの描き方もされていたし。それにしても、一気に甲と裕子が付き合うことになるとはなぁ。菜緒じゃないけど、狐がびっくりした後みたいな顔になりますよ、そりゃあ。しかも、あの大学の前の坂でのシーンとか、まぁ切なかった。僕はいつの間に、こんなに甲に感情移入していたのだろうか、って感じです。そして、あの終盤。想っていたほど酷いことにはならなかったけれど、それでもやっぱりああいうシーンは基本的に観ていてしんどいよなぁ。キャナメも、本当に心から妹のことを心配しているからこそ、ああいう態度を取ってしまうんだろうし。次回の弘人と菜緒の父親の対面シーンが、今から心苦しくてなりません。その上、弘人の工場の田口浩正さんまで、なにやら不穏な動きをしていたし。もう、一体どれだけ障碍を増やせば気が済むんですか、北川さん! しかも弘人のナレーションが、さも凡て終わってしまった時点から回想しているみたいな口調で、それもなんか引っ掛かるんだよなぁ。『BL』パターンは、もう勘弁して欲しいです。精神衛生上、宜しくないと想います。