chronic life

I can (not) have relations.

役者魂!/第四回

僕の知る限りでは、あまり評判の宜しくない瞳美の他人の人生妄想シーンなんですが、個人的には初回からずっと好きなんですよね。本筋と関係ないとか、流れを断ち切ってしまうと云う意見も判るんですが、そういうのとは全く別の次元で「こういうことって考えるよなぁ」と云う共感の気持ちが一番に来てしまって、正直もっと増やして欲しいくらいなんです。だから今回、妄想している間に交渉相手にいなくなられてしまうところとか、凄く良かったと想います。こんな風に感じるのは、とても少数派なのかも知れませんが。今回のオチはてっきり、「あの忠太の言動も凡て、ドラマティックさを煽るための演技だった」と云うものだと想っていたんですが、どうやら違ったようで(「どうやら」じゃなくてはっきり違いますよね、すみません)。その場合も勿論、実はあのご婦人の優しさは全部芝居だった、と云うことありきではあるんですが。それにしても、またしてもアントーニオ適当だし。護と里奈の関係は、想いの外大変なことになってしまうようで。って云うか、展開早っ! ラストのキスシーンなんか、瞳美の妄想の一貫なんじゃないかと想ってしまったくらいです(それは未だにちょっと疑っている)。まぁ、「たったひとつの恋」とか台詞で云わせちゃうのは好きですけどね。松さんや森山君、それに香川さんなんかが頻りに「芝居は儲からない」と繰り返すのも、メタ的視点で考えれば面白いと想うし。