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独白するユニバーサル横メルカトル 平山夢明短篇集/平山夢明/光文社

時流に乗せられ易い体質なので、色んな人が褒めていると直ぐに読みたくなってしまいます。で、読みました。何だか妙な苦手意識があって、「異形コレクション」とか一冊も読んだことがなかったんですが、案外「異形コレクション」に収録されていた作品の方が好きだったりしました。「Ωの聖餐」とか「オペラントの肖像」とか「卵男」とか表題作とか。けれどやっぱり、エグかったりグロかったりするのは、基本的に読んでいてあんまり気持ちのいいもんじゃないなぁ、と想ってしまいました。何と云うか、その場にいて、体感するように小説を読んでいるもので、過激で酷な描写をされると、それがこっちまで飛び火してしまうと云うか、自分も拷問を受けているような感覚に陥ってしまうのです。まぁ、それだけ惹き込まれるほど巧くて面白いと云うことではあるんですが。多分、もの凄く面白い戦争ものとかを読んでも、こんな感じになっちゃうんだろうなぁ。自分の感性の問題です。面目ない。

独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル