chronic life

地下室の屋根裏部屋で

虹の女神 Rainbow Song

映画の日なので映画を観ました。しかも二本。先ずは一本目。ぶっちゃけ、盲目の少女役を演じている蒼井優と、自ら「最後の大学生役」なんじゃないかと語っていた酒井若菜、そして佐々木蔵之介さん目当てで観に行ったんですが、これが非常に当たりでして、予想を遥かに上回る面白さでした。と云うか、僕のツボをピンポイントで刺激してくるようなところが多々あって、「もしかしてこれって、俺の妄想ムービー?」と想ったほど、ちょっと参りましたね。先ず、上野樹里の役がまー、好き。この感じ、ヤバいね。これまでの上野樹里の中で最高だった。『のだめ』でのハジけっぷりも素晴らしいけれど、ちょっとこの映画の佐藤あおいと云う役は、僕の心の琴線に触れまくりでしたね。畜生、やられたー。その上、市原君の役名が「岸田」なもんだから、彼女が名前を呼ぶ度にドキドキしちゃいましたよ。別に僕も本名じゃないのに。その市原君も、ここ最近の中では一番良かったんじゃないかなぁ。「下手な演技」が巧かったし(劇中で、素人同然なのに自主映画に主演しちゃうんですよ)。お目当てだったお三人さんも、それぞれ実に素晴らしくて、特に蒼井優ちゃんの存在感は凄かったですね。ラストも良かったし。画作り、ストーリー、キャラクター、どれを取っても僕好み。仮に、僕がプロデューサーとなって映画を作ったとしても、これほど僕好みの映画は出来ないんじゃないだろうかと想うほどです。何かもう、こんなに期待以上に面白かった映画と云うのも、初めてかも知れないですね。って云うか、もう一回観たい。いや、やっぱDVD買うかなぁ。今年はこんなことばっか云っているような気がするよ……。俺の中での「映画開眼元年」なのかも知れない。何じゃそりゃ。