2006-10-31 10月の読了本 本 今月はある一冊を読むのに二週間ほど掛かったので、全部で八作しか読むことが出来なかったのですが、こんなに「量よりも質」と云う言葉を実感したことはなかったです。まさか『ブラバン』『ウロボロスの純正音律』『邪魅の雫』、そして『愛についてのデッサン』を一月の間に読めるとは……。これまでの本読み人生の中で、最良の一箇月だったかも知れません。有難うございます。 ブラバン/津原泰水/バジリコ ウロボロスの純正音律/竹本健治/講談社 うつうつひでお日記/吾妻ひでお/角川書店 邪魅の雫/京極夏彦/講談社ノベルス 終末のフール/伊坂幸太郎/集英社 誰が見ても人でなし/中原昌也/『文學界』2006年10月号所収 小説のストラテジー/佐藤亜紀/青土社 愛についてのデッサン――佐古啓介の旅/野呂邦暢/みすず書房