今の僕の頭が「ミステリーを読むモード」に入っていないせいなのか、「普通に面白かった」と云うくらいが、正直な気持ちかなぁ。伏線の回収っぷりとか、後半のどんでん返しとかはいいと想ったけど、全体的にパンチが弱い気がした。まぁ、僕が仏像とかに明るくないので、イマイチ画が浮かび難かったせいもあるかも知れませんが。今回の事件の発端となった、あの人の行動なんかは、結構好きなんですけどねぇ。もしかしたら僕は、本格ミステリーを楽しむセンスに欠けているのかも知れないと、今更ながら考え込んでしまいました。とは云え、また道尾さんの新刊が出たら追っ掛けるとは想いますが。それにしても、真備の推理力って凄過ぎない?
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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