chronic life

地下室の屋根裏部屋で

結婚できない男/第四回

あー、今週も面白かった。本当に、一切合切面白いもんだから、何をどう書いたらいいか、毎回困ってしまいますよ。信介の偏屈っぷりは更に酷くなっているような気もするけれど、それと比例するかの如く、周囲の人達ともちゃんとコミュニケーションを取ろうとしているのも、また見て取れる。それが最も顕著なのが夏美に対してで、それをまだ「恋愛感情」と云ってしまっては早いのかも知れないけれど、少なくとも大した用でもないのに何度も病院に通ったり、自分だけの秘密の場所だった花火を見る穴場に誘ったり、二人で見るためにオペラグラスを二つ用意していたりと、全くお前は小学生か!と云いたくなってしまうじれったさではあるのだが、確実に心を開き掛けてはいると想う。信介がまだ子供なんだと考えれば、周りの状況も考えずに自らの知識をひけらかしたり、親しい人間にちょっとした意地悪をしてしまったり、気になっている異性に気持ちとは反対の言動をとってしまうと云うのも、凡て頷けるものなんじゃないだろうかと。要は、あんなデカい図体して四十にもなって、仕事もちゃんとこなしていると云うのに、桑野信介と云う男は、ただのガキだと云うことです。あー、すっきりした。けど、そのガキのやることや彼の周囲で巻き起こる様々な出来事が、楽しくて堪らないんだよなぁ。本当、いいドラマだわ、これ。