ぼくは本ならなんでも好きだけれど、中でも「本の本」、つまり本について書かれた本を読むのが好きだ。その時、ぼくは「本」を読むのではなく、ある作者の「本の読み方」を読むことになる。そして、すぐれた作者の「本の読み方」は、ほとんどの本よりずっと面白い。(p.38)
禁断症状が出てしまった時のために大切に残しておいたのだけれど、遂に読んでしまった。僕にとって、高橋源一郎の書評ほど魅力的な本の紹介はないと想う。端から一冊ずつ読んでいったって、そんなに外れる気がしない。上記に引用した高橋さんの言葉を、そっくりそのままお返ししたい気分です。
人に言えない習慣、罪深い愉しみ―読書中毒者の懺悔 (朝日文庫)
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 文庫
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