chronic life

地下室の屋根裏部屋で

夜歩く/横溝正史/角川文庫

久し振りに横溝が読みたい気分だったので、金田一もので一番好きなこの作品を、約十年振りに再読しました。今流通している「夜」一字の装幀も好きなんですが、一応自分が読んだ版の画像を掲げておきます。やっぱりね、素晴らしいですよ、これは。他にも横溝で、面白かったり傑作と云われていたりする作品は沢山あると想いますが、個人的にはこの作品が、横溝(長篇)ベストですね。まぁ、凡ての作品を網羅している訳でもないですし、殆どが20世紀に読んだきりなので、あまり大きな声では云えませんけど。それにしても、三つ子の魂百までと云うか何と云うか……。

夜歩く (角川文庫)

夜歩く (角川文庫)