（ハル）

先週の木曜深夜にTV放送していたものを、録画で観ました。前々から観たいとは想っていたのですが、やっぱりとても面白かったです。そうかぁ、11年も前に、もうこんな映画撮ってたんだもんなぁ。森田監督凄い！　キャストについては、深津さんと内野さんくらいしか出ているのを知らなかったんですが、戸田菜穂さんがなかなかいいアクセントになっていたと想います。後、THE BOOMの宮沢さんも。勿論、主演のお二人もとても良かったです。映画自体の淡々とした雰囲気と、二人の醸し出すそれぞれの人物の空気感がとても合っていて、ピッタリのキャスティングだったなぁ、と。しかし、それにしても二人ともやっぱ若いなぁ。印象的だったシーンは、やはり新幹線越しに二人が初めて逢う（と云うか、姿を目撃し合う）シーンと、ラストシーンかなぁ。特に新幹線越しのシーンは、自分もどちらかに乗り移ったかのように、ドキドキしながら見守っていました。いやー、久し振りに胸が弾んだ。それと、本篇とは直接関係ないですが、深津さん演じる（ほし）の本棚に村上春樹の本がズラッと並んでいたのを、引越して並べ直している時に、「あ、ちゃんと刊行順に並べてるんだなぁ」とか気付いた自分に、ちょっと驚いてしまった。まぁ、『ノルウェイの森』の装幀とかは目立ちますけどね。

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