chronic life

I can (not) have relations.

白夜行/第九回

凄いなぁ、凄い。何と云うか、TBSの勇気を感じた。と同時に、山田孝之の役者としての気概のようなものも痛切に見せ付けられた。確か原作にもあることとは云え、今このタイミングで、ですからね。と、山田君も凄かったですが、今回はやはり八千草さんが素晴らしかった。並木道のシーンの時点で、かなりジーンと来てたんですけど、ラストの病室のシーンで、もう完全に感涙。けど、雪穂と礼子の関係って云うのも、やっぱり血が繋がってないからこそ、こんなに感動出来るんだろうなぁ。いや、「感動」なんてそんな判り易い一言じゃないな。涙が流れる、あらゆる感情がごちゃ混ぜになったような状態。敢えて一言に集約するなら、礼子も云っていた「哀れ」と云うのが、一番近いかも知れませんが。その後の、弥生子と谷口のシーンも良かったし、何かもうどうしたらいいんだろうか。話は変わるけど、西田さんは本当に典子みたいな役がよく似合いますね。彼女が典子を演じてるお蔭で、リアリティ三割増ですよ。何かよく判んないけど。