先日『模像殺人事件』を読んだ時に、無性に読み返したくなったので再読してみました。それなら、正史を読み返した方が良かったのかも知れませんが、まぁ面白かったので問題なし。例によって、石動戯作が出ていて、「横溝正史へのオマージュ」で、そして何より「牛」の話だったと云うこと以外、殆ど忘れていたので、気持ち的にはほぼ初読のようなつもりで、存分に楽しむことが出来ました。やはり、殊能さんは素晴らしいですね。とは云え、再読なのでそう長々とは書きませんが、今にして想うとこれ、正史と云うより『TRICK』っぽく感じるから不思議です。だって、田舎の村に奇跡の泉……と、これ以上は書きませんが。さて、次は『黒い仏』を再読するかな。
- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/04
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