chronic life

地下室の屋根裏部屋で

忘れないと誓ったぼくがいた/平山瑞穂/新潮社

何はともあれ、映画化すると云う前提で話を進めたいと想う。監督は、想い切って塩田明彦監督なんてどうだろう(何をどう「想い切って」いるのかはよく判らないが)。犬童一心監督ってのもちょっと頭に浮かんだのだけれど……うーん、悩むところだ。脚本は、岡田惠和ではちょっと甘くなり過ぎそうなので、ここは少し冒険してみて、伊藤ちひろなんてどうだろうか。この作品の持つある種の瑞々しさを、絶妙に脚本化してくれるような気がするのだ。それに、行定勲監督以外とのコンビも見てみたいし。さて、難しいのはタカシ役である。この作品における、タカシのタカシらしさを表現するのは、非常に困難であるように想われたからだ。強いて挙げるなら、『青の炎』直前辺りの二宮和也がいいんじゃないだろうかと想うのだが、今はもう微妙に違うような気もしてしまう。それ以外だと、どうにもなかなか想い付かない。若手の男性俳優に弱い、僕の限界を感じた。残念*1。さて、それよりも更に難題なのはあずさ役だろう。後二年待って成海璃子と云うのもとても魅力的なのだが、現時点で撮るとしたら、僕は新垣結衣を推したいと想う。イメージぴったりかと云えば、必ずしもそういう訳ではないのだが、これはもう純粋に、僕の趣味としか云いようがないかも知れない。新垣結衣で、見てみたいんだ。因みにヒロトは、何だかよく判らないが山Pのつもりで読んでいた。特に理由も自信もないのだが、まぁ悪くはないと想う。
心から大変楽しんだのですが、どうにも小説自体の内容に触れた感想は書けそうになかったので、こういう形の変則的な文章になってしまいました。それにしても、僕が高校時代に書いた「君がいた夏」と云う短篇映画のシナリオとの共通点が沢山あって、普通とは別の観点からも、色々と感動したり共感したり。素晴らしかったです。読了後に見返すと、装幀だけでご飯三杯はいけますよね。ご馳走様でした。

忘れないと誓ったぼくがいた

忘れないと誓ったぼくがいた

*1:一晩考えて、瑛太平岡祐太と云う選択肢も考えてみたのだが、どうにもしっくり来ない。