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世界の中心で、愛をさけぶ/片山恭一/小学館

二週間ほど前から、新年一発目の読書はきっとこの作品にしようと決めていました。連ドラ、映画と遡って、足掛け三年目にして漸く原作まで辿り着きました。その他にも、舞台やコミックやドラマCDなど、まだまだ色々とある訳ですが、一応僕にとっての『世界の中心で、愛をさけぶ』は、これで一区切り付いたかな、と云った感じです。
「想っていたより悪くなかったな」と「不完全なノベライズ」と云う二つの異なる感情が、どうにもやり切れない雰囲気で両方胸中を渦巻いています。映画版で僕が一番好きな台詞とシーンが共になかったり、その次に好きな台詞も云う人が違っていたり、終盤お祖父ちゃんがちょっと喋り過ぎたりしていて、釈然としない気持ち一杯ではあるのですが、それらは殆ど僕の鑑賞した順番の問題なので、この小説そのものがどうこうと云うのとは、話が違う気がしています。いやまぁ、ここまでムーブメントとして大きくなってしまった後では、純粋に小説としてのみ鑑賞して感想を述べると云うのは、非常に困難なような気がしないでもないですが。やっぱ云い逃れかなぁ、これ……。
それにしても、アキの一挙一動を読む度に、頭の中で綾瀬はるか長澤まさみが堂々巡りしてしまって、どうにもイメージが一つに固まりませんでした。実景は連ドラと映画のものを巧い具合にミックス出来ても、流石に配役までは一つに纏められなかったなぁ。まぁ、これもメディアミックスの弊害と云えなくもない。って云うか、キャラ違うし。
最後に一つ予告。今年の読書納めには、市川拓司の『いま、会いにゆきます』を読むつもりです。多分、いや絶対。あ、けどその前に映画観なきゃ。

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ