これからの読書人生をどのように歩んでいくか、と云う大きなテーマに対する一つの方策として読んでみました。この本が出版された2000年当時であれば、今よりもっと知っている作家も興味のある作家も少なくて、こんなに楽しめなかったと想います。今読んで良かった。本の中身自体は大変興味深かったし、納得出来る部分も多かった。だから、一冊の本としては充分満足してるんですけど、福田さんの私見による純文学とエンターテインメント*1の差異と云うものに、どうにも首を傾げてしまった。まぁ、私見だから別に僕がどうこう想うことでもないんだろうけど。
読もう読もうと想いつつ、なかなか読めないでいる車谷長吉*2や古井由吉*3などは、来年以降への課題――と云うか、楽しみの繰り越し。後はやっぱり、村上春樹をもうちょっとちゃんと読んでみるかなぁ、と。
- 作者: 福田和也
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2000/04
- メディア: 単行本
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