chronic life

I can (not) have relations.

ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ/高橋源一郎/集英社

「わからない。『読む』のにふさわしいなにかを見つける以上に難しいことを、わたしは知らないよ。だから、おまえは、好きなものを選べばいい。時間はいくらでもあるのだから」

これは天上の書物なのではないだろうか。読んでいる最中、何度もそう想った。この素晴らしさと純度の高さは、最早地上のものとは想えない。だから、どれが好きとかも書けない。一冊通して、「グレーテストヒッツ」なんだから。

ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ

ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ