chronic life

(In Øther Words)

今夜ひとりのベッドで/第九回

40分を過ぎた辺りで、了の店と梓の工房の問題以外は――つまり、人間関係と云うか人間模様については、ある程度これで納まりがいいところに納まるのかな、と油断していたら、ラストで豪快にうっちゃりを食らわせられましたよ。いやー、参った。そうだよね、『今夜ひとりのベッドで』が、そんな安易で平穏な決着で満足する筈ないもん。そりゃそうだ。これまでも要所要所で挟まれていたけれど、今回は特に「今夜ひとりのベッドで」的なシーンと云うかカットが多くて、やはりその最たるものは友と梓だった。と云うか、その二人以外ベッドのシーンなんか殆どないんだけど。
これは龍居さんの趣味と云うか、このドラマのテーマの一つなんだろうけど、揃いも揃って父親の扱いが凄いな、と。竜之介は、人間的な魅力がしっかり描かれてるからまだいいけど(今週の友との遣り取りなんかは最高に良かった!)、梓の父親なんてもう普通に酷いじゃないですか。まぁ、こういうところが琴線に触れていては、拙いような拙くないような感じですが……。
で、ラストの了からの電話を受けてからの明之には、想わず「バカ! 行くなよ!」と叫び掛けてしまった訳ですが、まぁやっぱ明之はあそこで行っちゃうよね。淋しい人間だからこそ、そっちに行っちゃうってことで。あー、結局誰一人幸せになれないって結末だったら、このドラマ伝説になるだろうになぁ。死ぬのは多分……あの人だよね。ま、こんな予想を書いても全く何の生産性もない訳ですが。