chronic life

I can (not) have relations.

鈍獣

作・宮藤官九郎、演出・河原雅彦、出演は「ねずみの三銃士」こと生瀬勝久池田成志古田新太、そして女優陣は西田尚美乙葉野波麻帆と云う、ちょっと普通では考えられないほど、云ってみれば夢のように豪華なメンバーによるお芝居でした。何度「大絶賛!」と云っても云い足りないほど、心底素晴らしかったです。
どうしても観たくて、友達の友達にDVDをお借りして、確か借りた直後に一度鑑賞した筈なのですが、どうにも記録を残していなかったようなので*1、今日は二度観まして記念です。何度目であろうと、最高に面白いものは最高なのです。オチまで頭に入っていたので、色々と伏線の妙のようなものを楽しみながら観てみようかと想っていたのですが、そんな小賢しい計算など凡て吹っ飛んでしまうくらい、ただただ目の前で繰り広げられるお芝居に興奮してしまって、脳内にアドレナリン出まくりでした。もしかしたら、鼻血まで出るかと想った。もう、本当の本当に素晴らしかったです。演者の皆さんの素晴らしさは勿論のこと、この本にはある意味神が降りている、と感じました。もう、それぐらい抜群の出来でした。そりゃあ、この作品で岸田國士戯曲賞も受賞しますよ。生で観られたら尚最高だったのでしょうが、こうしてDVDで鑑賞出来ただけでも、僕は充分本望です。嗚呼、それにしてもこのDVD欲しい。とっても欲しい。それが無理なら、せめてシナリオ本だけでも……。
因みに、このDVDははまぞうに登録されていないので*2、下に紹介したのはそのシナリオ本です。嗚呼、溜息が漏れるばかり……。

鈍獣

鈍獣

*1:その頃はまだ、[Stage]なんてカテゴリーもなかったし

*2:と云うか、パルコが直接出しているので、そもそもASINが割り振られていない