一言で云うと、しっかり期待には応えてくれたかな、と。小ネタなんかについては、あまりにもいいものが沢山あって、何度か観返して楽しみたいと想いますので、取り敢えずは手短に。一番笑ったのは、上田と大柴のバトルシーン。アレはもう、最高に面白かった。あそこだけで、この新作を観た甲斐があったと想う。しかも、どう考えてもあのシーン必要ないし。その無駄っぷりが非常に素晴らしい。別のところで、『北斗の拳』ネタとかもあったし。
メインのエピソードについては、それほど語ることもなく。トリックとかも、いつもの感じだよね。ただ、犯人*1が凡てを認めてからの流れが、結構新しかったかなぁ、とも想った。いやまぁ、変化球と呼ぶほどのものでもないけれど。ラストで微妙に厭な感じが残るのも『TRICK』の常だしね。
しかしまぁ、何より時の流れを感じたのは、「主題歌、鬼束ちひろじゃないんだなぁ」と云うところだった。やはり、鬼束ちひろの歌声が流れないラストと云うのは、どうにも『TRICK』らしくないような気がしてしまったなぁ。嗚呼……。
http://www.tv-asahi.co.jp/trick/
*1:判り切っていることかも知れないけれど、一応伏せる
