あー、どうしよう。不思議と視界が霞んで、キーボードもディスプレイもよく見えないなぁ。こんなの、反則だよ……。人によってはその反則っぷりに、あざとさを感じてしまうかも知れませんが、そんなことに想い至る前に、僕の心は零れていた。涙が零れたんじゃない、心が零れてしまったんだ。最後の最後まで、片時も目を離さずに、リンさんとその小さな子のことを見守ってあげて下さい。僕にはもう、それしか云えません。
- 作者: フィリップクローデル,Philippe Claudel,高橋啓
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2005/09/17
- メディア: 単行本
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