chronic life

I can (not) have relations.

君が代は千代に八千代に/高橋源一郎/文春文庫

この作品は、高橋源一郎版『世紀末の詩』なのではないだろうか?
読み終わった瞬間、僕は直感的にそう想った。もう、この云い回しで全く何も感じてもらえなかったら、僕はこれ以上何をどう語っても、この作品の魅力を伝えることは出来ないだろう。そんな気がする。「殺しのライセンス」から「愛と結婚の幻想」辺りが好きです*1。特に好きなのは「人生」かなぁ。まぁ、判り易いっちゃあ判り易い。表題作もいいですけどね。って云うか、やっぱタイトルが秀逸過ぎるよなぁ、全く。

君が代は千代に八千代に (文春文庫)

君が代は千代に八千代に (文春文庫)

*1:好きな作品を書き出していったら、結局その間の9作を全部挙げていた