この作品は、高橋源一郎版『世紀末の詩』なのではないだろうか?
読み終わった瞬間、僕は直感的にそう想った。もう、この云い回しで全く何も感じてもらえなかったら、僕はこれ以上何をどう語っても、この作品の魅力を伝えることは出来ないだろう。そんな気がする。「殺しのライセンス」から「愛と結婚の幻想」辺りが好きです*1。特に好きなのは「人生」かなぁ。まぁ、判り易いっちゃあ判り易い。表題作もいいですけどね。って云うか、やっぱタイトルが秀逸過ぎるよなぁ、全く。
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/09/02
- メディア: 文庫
- クリック: 26回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
*1:好きな作品を書き出していったら、結局その間の9作を全部挙げていた