chronic life

地下室の屋根裏部屋で

阿部和重対談集/阿部和重/講談社

読了。タイトルが表す通り、阿部和重の「ファースト対談集」*1です。折角の豪華ラインナップなので、ここは一つ対談相手を書き出してみますか。高橋源一郎保坂和志赤坂真理浅野忠信福永信加藤典洋榎本俊二&相川博昭、桐野夏生東浩紀法月綸太郎蓮實重彦角田光代佐々木敦*2。もう何と云うか、個人的には涎の止まらない面子ですね。このメンバーの中で一人でも引っ掛かる人がいるなら、読んで損はないと想います。三人以上引っ掛かる人がいたら、買った方がいいと想います(立ち読みは辛いと想うし*3)。って云うか、阿部さんが好きなら読んだ方がいいと想いますが。
中でも特に印象に残ったのは、分量的にも一番多かった東氏・法月氏との鼎談で、もしかしたら初出時から手が入っているのかも知れないけれど、正直『波状言論』の時よりも単純に読み易くなっていて、話自体もかなりスッキリ判り易くなったような気がする。何だかんだ云って、やっぱりまだまだディスプレイより紙媒体の方がしっくりくる年代な訳ですよ(どんな落としどころですか)。あー、そうだ。人に薦められても、あんまり読む気が起きなかった法月氏の諸作が、これのお蔭ですっかり読みたくなったのも、大きな収獲かも。特に『二の悲劇』は直ぐにでも。まぁ、順に抑えていこうと想いますがね。

阿部和重対談集

阿部和重対談集

*1:帯より

*2:インタビュー・聞き手

*3:更に云えば、あんまり図書館とかには入らなそうだし