読了。後れ馳せながら読みましたよ。あー、本当に「物理の北山」ですよね、この人は。良くも悪くも表も裏も、徹頭徹尾このフレーズの通り。莫迦だが、非常に真面目な莫迦である。そこが面白い。と云うか、これをあの北山猛邦が真面目な顔して書いてるかと想うと、それだけで充分可笑しいのだが。
何だか判んないけど、これまで読んだ北山の小説の中で、一番読み易かったなぁ。文章が巧くなってるのかも知れない。話の内容や描写の仕方のせいで、そうは想えないのかも知れないけど(褒めてます)。
それと、藍と悠と云えば、誰が何と云おうと『リップスティック』でしょう。両方漢字まで一緒だし。もしかして、北山も野島信者なんじゃないの? だったらいいなぁ、と云う空想。或いは妄想。
- 作者: 北山猛邦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 新書
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