読了。『プレーンソング』の続篇的作品。（上）とか（下）とか、況して①とか②とかナンバリングされてる訳じゃないので、別に続篇として読まなくてもいいんでしょうけど、流石に間髪入れずに連続で読むと、続篇としか想えない。勿論、登場人物とかが同じ名前で凡ての設定が酷似している、パラレルワールドの物語でもいいんだけど。とは云え、以前講談社文庫で出た時は合本になってたし、素直に続篇だと書けばいいんだろうに。や、僕は一体何を書いているんだ……。
『プレーンソング』に負けず劣らず傑作だった。保坂和志、凄い！ と云うか、この終わり方は狡いと云うか、後を引きますよ。けど、この終わり方あっての作品なんだろうなぁ。最高のラストでした。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/09
- メディア: ハードカバー
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