読了。素晴らしい。素晴らしいのだが、僕はこの作品について、穂村弘さんの解説以上のことはとても書けないので*1、未読の方は是非、書店に行って解説だけでも立ち読みしていただきたい。勿論、本篇も読んでいただければ云うことなしですが。と云うか、書店に並んでいればいいのですが……。
本当は、これだけで感想を終えてしまえば、ある意味潔いのですが、どうにも根が貧乏性なもので、もう少しだけ書かせて下さい。僕は少しだけ、今この小説を読んだことを後悔している。出来れば、もっと高橋源一郎の過去の小説を読んでから、これを読むべきだったと。そうすれば、今よりももっと感動出来たかも知れないのに。それだけが悔しくてならない。だから、絶対もう一度読みます。他の高橋作品をもっと読んだ上で、僕はもう一度この小説に戻ってきます。「ゴースト」と、もう一度逢うために。
あー後、後半ちょっと舞城っぽいなぁ、とか想いました。「みんな元気。」とか、そんな感じ。
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 文庫
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*1:当たり前の話ですが