chronic life

I can (not) have relations.

スローダンス/第一回

何だかんだ云って(まだ何にも云ってないけど)、僕はやっぱりこういうドラマが大好物で、作中で本人達も云い合っていたけれど、理一と衣咲のキャラ設定なんか、もう完全にツボな訳です。まんまと踊らされている気がしないでもないけれど、面白かったからいいんですよ、きっと。脚本が良かったし。
図らずも、冒頭の数分間とOPの映像ですっかりドラマに惹き込まれてしまって、最初のCMが入った時には、想わず「もうちょっとCM入れるの待ってよー」と、TVに向かって呟いてました。結局そのテンションが最後まで持続していて、ラストに福山が流れ出して漸く落ち着いたって感じ。てか、主題歌良くない? 僕は結構好きだなぁ。
とは云え、勿論全肯定って訳でもなくて、多少は気になったところもある訳です。例えば、理一の性格は割合一貫していたのに対して、ちょっと衣咲の性格や言動が、場面毎にコロコロ変わり過ぎじゃないかなぁ、とか、妻夫木君とキングコング西野は普通に同級生に見えたけど、やっぱり田中圭は明らかに年下な感じで、広末と並んだ時なんか弟にしか見えなかったなぁ、とか。他にも色々あるにはあるけど、取り敢えず初回はこんなところで。あ、広末は良かったですよ。こういう軽い役の方が、役としては合ってると想うし。と云うか、変わってなさが本当に凄い。
今のところ、一番謎が多いのは藤木直人演じる理一の兄・英介で、ラストでは勤めていた銀行も辞めちゃうし、これから一体どうなって、どんな風に他のキャストと絡むのか、結構楽しみだったりする。なかなかいいキャラしてるしね。しかし、一応恋人である筈の雪絵とは、正直全然似合ってなかった気がしたけど。エビちゃんってのは……うーん。ま、キャスティングで一番納得いかないのは、小林麻央ですけどね。
そんな訳で、個人的にはなかなか好感触な初回でした。最後まで、ちゃんと「スローダンス」な感じでいって欲しいですね。

追記

何か書き忘れてるなぁと想って、ずっと気持ち悪かったんですが、漸く想い出したので書いときます。このドラマは、いい意味で90年代半ばっぽいと云うか、もっと云うと『ロンバケ』とか『ラブジェネ』みたいな雰囲気だなぁ、と想いました。永山耕三氏の演出のせいかも知れません。あー、すっきりした。