chronic life

I can (not) have relations.

あいくるしい/第十回

いいです、やっぱり。申し訳ないですが、僕には何もケチが付けられない。色々と細かい瑕疵はあるんだろうけど、好きなものは好きと、正直に云うしかないのです。そう、それはあの原沢篤のように。
きっとあのまま終わる筈はないと想っていた原沢家が、ああいう展開になって、不謹慎かも知れないけれど、僕は正直かなり嬉しい。篤が病室で皆に色々声を掛けられているシーンから、千秋に電話をかけるシーンまでの流れと台詞がかなりツボに入って、この辺りはとても好きだ。しかし、やっぱりこのまま終わるとは想えない。千秋は何を想い、何をするのか。そして、バスに乗りあの町を去ろうとしていた、予告の聖子は……。
終盤、真柴家に園子が来てから、豪が園子を部屋に送っていくまでの流れもかなり良かったなぁ。豪が如何に優しい奴かと云うことや、園子の過去や本当の性格も垣間見えた感じだし。園子と真柴家の関係が一体どうなるのか、それも最終回における焦点の一つとなるだろう。予告で流れた、あの運動会(?)のシーンは、どういう意味を持つのだろうか。
矢口と政希、それにみちるの三人の関係も見逃せない。医師を辞めパリに留学すると決断した矢口は、或いは豪と同じように、みちるの微かな心変わりに気付いているのかも知れない。ここで気になるのは政希の気持ちなのだが、どうにも彼の本意は窺い知ることが出来ない。出来ることなら、誰にも幸せになって欲しいのだが……さて。
遂に幌が未来に蜜柑色のビー玉を差し出したが、果たして彼女はそれを受け取り、最後の「虹色の戦士」となるのだろうか。そして、もし七人全員が揃ったとしたら、その後何かが起こるのだろうか。或いは今回愁がポロッと漏らしていた、「医学的には治ってるらしいんだ」と云うフレーズが、その鍵を握っているかも知れない。つまりは、そういうこと、か……。
何はともあれ、次週いよいよ最終回。「感動の〜」と煽るのはどうかと想うのが、否が応でも期待が高まるのは事実で、心して一週間待ちたいと想う。リレー……バトン……うーん、実に楽しみだ。
そんなことより、『あいくるしい』本篇が終わった後に流れた、次の『いま、会いにゆきます』のスポットなんだけど、主題歌映画と一緒かよ! オレンジレンジなのは知ってたけど、まさか同じ曲とは……。それと、武井証は何気に同じ枠で連投なんだなぁ。

追記

公式サイトで確認したところ、主題歌はオレンジレンジの新曲だそうです。どうやら、まだその新曲が出来上がっていないので、便宜的に「花」が流れたようです。