chronic life

地下室の屋根裏部屋で

退屈な読書/高橋源一郎/朝日新聞社

読了。表紙がしりあがり寿だー。そんなことは聞いてないって? 初高橋源一郎。厳密に云うと、新聞連載とかを飛び飛びで読んでいたことはあるので、文章に触れるの自体が全くの初めてと云う訳ではないけれど*1、書籍として纏まっているものを読んだのはこれが初めて。ところで、公式サイトの連載小説ってどうなってるんでしょうか? 何かご存知の方は教えて下さい。
エッセイのような書評のような、何とも云えない不思議な味わい。巻末の「あとがき」には、「本の事件簿第二弾」と書いてある。第二弾から読んでしまった。松本人志で云えば、いきなり『松本』から読んでしまったようなものだ*2。しかし、これを最初に読んだと云うのは、入り口としては結構良かったような気もしている。単純に読み易かったし、勿論面白かった。本文で触れられている作品は、正直読んだことのないものの方が多かったけれど、その分読書欲はかなり刺激されて、「よし、これは読もう」と想った作品が、かなりの数に上った。タイトルと作者名を、メモったりしたし。
しかし、とにもかくにも高橋源一郎本人の小説が、一番読みたくなったのは云うまでもない。長篇は、想っていたよりもそんなに書いていないようなので*3、地道に追って行こうかと想っている。それにしても、全然「退屈」じゃないじゃないですか。書名に偽りありですよ、タカハシさん。

退屈な読書

退屈な読書

*1:公式サイトの日記も読んでるし

*2:そのたとえはどうかと想うが

*3:それが良いことか悪いことかはさておいて