chronic life

地下室の屋根裏部屋で

汚れた舌/第六回

杏梨祭キタ――! 何でいきなり苺を貪り食うのかと想ったら、そういうことかよ。ちょっと無理ないか。ま、充分笑わせてもらったからいいですけど。しかし、杏梨も光哉も、もうちょっと食べ方考えたら? 見たくないから食べちゃうなら、別にもっと普通の食べ方でもいいんじゃないですか? そんな、手掴みで口に押し付けなくても。見た目の恐ろしさは半減するでしょうけどね。
前回からの流れで行くと、杏梨は既に冒頭のシーンからおかしかった。千夏の腕を撫でるところとか、弘子に対する厭味の切れ味が鋭過ぎるトコとか。ま、花畑の真ん中にいる時点で、まともとは想えませんけども。後はもう、下り坂一直線。今後は杏梨が物語を牽引していくんだろうなぁ。後、典子。全部壊れちゃえばいいんですよ、こんなおかしな世界や関係性なんて。
と云うか、今回は動きが多かったなぁ。千夏と耕平は行くトコまで行っちゃうし、上記の通り杏梨は壊れるし、極め付けは白川と千夏が一緒にいるところに典子登場でしょ。もう本当、お腹一杯ですよ。1時間の密度が濃い。特濃ですよ、特濃。
後あれ、枕花の一件なんですけど、あれは本当に酷かったなぁ。このドラマの世界には、まともな人は一人もいないんですか? もう何か、怖い。凡てが怖過ぎる。本当勘弁して下さい、内舘さん……。
白川は何か、作品の評価がガタ落ちしたのと同時に、男としても急に駄目になってないか? 自分には才能があると想って自信持ってやって来た人だから、実は案外打たれ弱かったのかもね。千夏とかには偉そうに云ってたけど。千夏も千夏なら、白川も白川だね。もう、皆ダメダメじゃん。だからこそ、ドラマとして面白くなる、ってことかも知れないけど。もう後は、壊れていくのを見守るだけかなぁ。それはそれで非常に楽しみですがね。