chronic life

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嘘をもうひとつだけ/東野圭吾/講談社文庫

読了。数えてみたら、これで東野圭吾読んだの丁度10冊目だった。一杯出してるから、未だ未だ全然少ないですけどね、キリが良かったから書いてみた。
「嘘」を一つのキーワードにした、加賀ものの短篇が五つ収録されている短篇集。雰囲気としては、この形式だと似てしまうのは仕方ないと想うけど、『古畑任三郎』っぽい。殆どが加賀刑事と犯人の心理戦と云うか、言葉の遣り取りで、他の登場人物や夾雑物は出来るだけ排した、非常にスマートな短篇ミステリー。
好きなのは「第二の希望」、「狂った計算」辺りかな。要は、犯人は始めから知れている訳で、さっき挙げた『古畑〜』同様、如何に加賀が犯人を追い詰めていくかと云う過程を楽しむのが主であって、そう云った意味で今挙げた二つは、感心したと云うか、東野圭吾巧いなぁ、と想った訳です。それと、改めて東野の文章の巧さを感じた一冊でもありました。こんな平易で判り易い文章を、私も書きたいものです。

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)