chronic life

I can (not) have relations.

記号論

僕は昔から、どうも「F」が苦手なようだ。「F」と云っても、某藤子でもなければバストのカップサイズでもない。このネタはパクリなので、何だかとても肩身が狭い。更に云えば、僕の身近にイニシャルが「F」の厭な奴がいる訳でもない。問題はもっとシンプルなのだ。因みに「H」もちょっと苦手なような気がする。この「H」と云うのも……まぁ、書くまでもない。妄想は許容しよう。
で、「F」の話だ。「F」は僕が小さい頃から、ずっと近くにいたような気がする。いたと云うかあったと云うか、その辺はまた非常にデリケートな話なので、ここでは額に軽くキスをしてかわしておこう。またパクリだ。いや、これは引用だリスペクトだオマージュだリミックスだ本歌取りシミュラークルだ、いやそれは違う。
違う! 今日は「F」の話をしようとしていたのだ。この書き振りが、既に諦めたように読めるのは、貴方の読解力の高さの賜物だ。大事にしなさい。うわ、何か偉そうだ。誰かが僕に乗り移っているんだ。あ、それはきっと「F」だ。「F」が僕の躰を借りて、自らの意思を世界中に広めようとしているんだ。それならそうで、もっとメジャーな人に乗り移って、もっと沢山の人に読まれるようにすればいいのに。そうだ。それこそが「F」の歴史なのだ。「F」はそうやって生き続けて来たのだ。それこそが、「F」の生殖活動だったのだ。
さて問題です。僕の云っている「F」とは一体何でしょう? 或いは誰でしょう? この辺はまぁ、ぼやかした感じで。終わってるよ、これで。