早速読み終わった。面白かった。何かもう、湯水が流れるかの如く頁を捲る手が止まらなかった。何だ、この中毒性は。恐ろしい。鯨はやっぱ良いなぁ。
タイトル通り、今回は世界の不思議の解明に挑戦。俎上に載せられるのは、アトランティス大陸・ストーンヘンジ・ピラミッド・ノアの方舟・始皇帝・ナスカの地上絵・モアイ像と、どれもこれも好奇心旺盛な人なら一度は興味を惹かれた謎ばかり。そんな新・世界の七不思議が、極東のうらぶれたバーの一角で、次々と解き明かされていくのであります。
個人的に一番好きだったのは「ノアの方舟の不思議」。真逆、最初に軽く触れられたアレが、あんな風に繋がるとは。素直に「やられた!」と想いました。後は「アトランティス大陸」とか「始皇帝」も好きですねぇ。
シンプルさを追及したミステリー部分も良いですが、途中に出て来るカクテルやつまみの描写もなかなか美味しそう。「スリーバレー」、本当にどっかにないかしら?
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2005/02/24
- メディア: 文庫
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