chronic life

I can (not) have relations.

夏目家の食卓/冬の運動会

を、ヴィデオで続けて鑑賞した。両方ともとても素晴らしかった。二本は全く違うタイプのドラマなのだが、その両方が非常に自分好みで涙が出そうだった。内容と云うよりも、「こんな面白いものを作ってくれてありがとう」みたいな意味で。この年末年始に観たドラマの中では断トツに、ここ一年間位に観たSPドラマの中でも、1,2を争う出来だった。実際、1,2を争ってる訳だが。本当に、良かった。続けて観たのが逆に勿体無い位だった。しかし、二本続けて観たからこそ、こんなにテンションが上がったのかも知れないが。
この2,3日、色んな意味でスランプ気味だったのだが、この二つのドラマのお蔭で、何とか立ち直れそうだ。『夏目家の食卓』は、自分自身もこんな表現者に、こんな家庭になりたいと想わせ、『冬の運動会』の方は、自分もこんな作品を描きたいと強く想わせてくれた。久世光彦氏と向田邦子氏に、深く深く感謝したいと想う。もう一度、作品に向かい合ってみたいと想う。
それと『冬の運動会』は、フィルム撮影だったと云う点でもポイントが高かった。やっぱり画が綺麗ですね、フィルムは。けど、じゃあ『夏目家の食卓』をフィルムでやったらもっと面白くなったかと云うと、別にそういうことでもなくて、作品毎にそれぞれの良さがあって、フィルムに合う作品、ヴィデオの方が良い作品ってのがあるんだと、改めて実感した。
後、観残している録画テープは『大化改新』と『化粧師』だ。