chronic life

I can (not) have relations.

「ヘリオテロリズム」Vol.1/感想その1

取り敢えず読んだ処迄の感想と云うか雑感と云うか、メモ。後で纏めて加筆訂正の上、本家の方にちゃんと載せる積もりです。

ドラウナーズ/いづる@id:iduru

ファウスト賞っぽい、と想うのは僕の読み方が悪いのだろうか? しかし、僕の想う「ファウスト賞」ってのは、こんな感じなんです。ミステリーとかミステリーじゃないとか云う地平から、ファウスト賞って一番自由だと想ってるし。
僕はきっと、自分の心の中に「じぇいく」を飼っているのだと想う。実際、今僕がやっていることは殆ど終盤でじゃいくが云ってる通りだし、余りに従順過ぎて恐い位だけど。だから、僕にはきっとしのぶのことは判らない。僕としのぶが見ている世界は、恐らく全く違うものだから。それでもいいと想うのは、面白いと想うのは、この小説の持っている空気と云うか、匂いのようなものに惹かれるからかも知れない。それと、「先生」と云うかキャラクターが出て来たのは、少しだけドキッとした。「あ、被った!」って。「もえかん(仮)」の時の未成年(笑)君の気持ち。

ヒット・パレード98-89/西東ノブ@まったりCafe

年代的には、作者と少しズレていると想うのですが、如何せんメインがドラマ主題歌なもので、殆ど凡ての曲が瞬時に想起出来ます。批評的と云う読みが果たして合っているのかどうかは別にして、そうした視点が含まれていると云うことは、疑いようの無い事実ではないだろうか。流れる車と流れる曲、そして流れる過去の記憶。凡ては繋がっている。音楽は過去の記憶を呼び起こす最上の装置であるとか云った在り来たりなことを云いたくはないけれど、それはやっぱりそうなのだ。しかし残念なのは、僕が余りにも道のことを知らないので、その方面の説明が全く訳が判らなかったと云うことだ。こういうのが判ると、もっと色々と面白い仕掛けが判ったかも知れないのに。残念。

メタ探偵の憂鬱/秋山真琴@id:sinden

今度逢った時、じっくり話を訊きたくなった。「此処の是ってこういうこと?」とか「じゃあ、こっちの是はどういうこと?」とか、訊ねたいことが色々ある。やりたいことは判るような気もするけれど、僕ならきっと無理だと想って投げてしまうと想う。それを敢えて強引にでもやってしまったのは、若い証拠と云うか、青春故の情熱か。出来れば、もう一度力を付けて挑んで欲しい。と云うか、やるでしょ? 取り敢えず、僕も『白書』が欲しいです。