chronic life

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闇に用いる力学 赤気篇/竹本健治/光文社

読了。凄い。凄いとしか云いようが無い。何せ、完結してないから。ハードカヴァーで470頁強であり乍ら、それでも未だ序章と云った感じなのだから、正直始末に負えない。登場人物も多いし、話も色んな処に飛びまくり。初めて「全体小説」と云う言葉を意識し乍ら読んでいた。他に、この小説をジャンル分けする言葉が想い付かない。そもそも、そんなちゃちなジャンル分けなんか全く無意味だと想うけど。
そうは云っても、読んでいてイメージしたのは『塗仏の宴』+『カーニバル・デイ』×竹本健治って感じで、しかも未完。いや本当、そんな風にしか云えない位のトンデモっぷり。僕は全部好きですけどね。
続きが気になって仕様がないのだけれど、竹本さん自身「あとがき」で、埴谷雄高氏の『死霊』を引き合いに出してる位だから、10年単位の長いスパンで、じっくりゆっくり待つことにしましょう。マジで、是がちゃんとした形で完結したら、きっと竹本健治の代表作になる筈なんだけどなぁ……。嗚呼、頭がパンクしそう(笑)。