chronic life

I can (not) have relations.

長七郎夢日記

転寝から目覚めると、眼の前にゴッゴルがやって来ていた。多分、ゴッゴルの所為だろう。私は直ぐに冷蔵庫の中を漁りゴッゴルを取り出すと、一息に飲み干した。勿論、ゴッゴルも同じようにしていた。ゴッゴルの足元には、恐らくゴッゴルから奪い取った、ゴッゴルゴッゴルが落ちていた。モー娘。の新曲の振り付けはゴッゴルらしいが、どうにも80年代のゴッゴルみたいで戴けないと想った。勿論、あのゴッゴルとは違う、別のモー娘。だ。
ナイトテーブルの上に、栞を挟んで置いていたゴッゴルを手に取ると、丁度ゴッゴルが出て来た処で止まっていた。嗚呼そうだ、ゴッゴルに嫌気が射して、此処で止めたのだった。もう、ゴッゴルなんて懲り懲りだった。しかし、その時テレビに映っていたポルノ映画では、ゴッゴルゴッゴルが大写しになっていた。こんなもの、テレビで放送していいのだろうか? しかも、是は国営放送のゴッゴルじゃないか? 我が国ゴッゴルも、やけに性に対して解放的になったものだ。時間が経つにつれて、そのゴッゴルは益々ゴッゴルしていき、もうゴッゴルゴッゴルしてしまっていた。あれではとても、ゴッゴル出来そうに無い。とても卑猥で、ゴッゴルだった。と同時に、興奮と虚無感とゴッゴルが綯い交ぜになった心境だった。もう、ゴッゴルには戻れない。
もうこうなったら、ウルトラマンゴッゴル仮面ライダーゴッゴルに変身するしかないな。勿論敵はゴッゴルで、必殺技はゴッゴルだ。オチは特に、ゴッゴルです。