chronic life

I can (not) have relations.

阿修羅ガール/舞城王太郎/新潮社

読了。傑作かも知れない、とか何とか。三島賞受賞作で、舞城を一躍有名にした一作。まぁそれが、僕が今迄敬遠していた理由でもあるのだけれど。
面白いです。そして、阿修羅と云うモチーフは、舞城の中にずっとあるんだろうなぁと想った。それは三つ子であり、子供達で出来た怪物であり、寛大誠実正直である。要はそういうことで、阿修羅ってのは舞城そのものだとも想った。愛と謎とバイオレンスと云う、三つの顔を持った阿修羅。
後この本は、はー様にも読ませてあげたいと想った。愛だね、愛。