chronic life

I can (not) have relations.

舞城=パペットマペットと云ってみるテスト

ボーっと安静にしている間に、芥川賞直木賞の候補作の発表がありましたが、正直両方一作ずつしか読んでない*1ので、何とも云えんなぁ。
舞城の候補作は「好き好き大好き超愛してる。」だけど、若し「私たちは素晴らしい愛の愛の愛の愛の愛の愛の愛の中にいる。」で芥川賞とか取ったら、(誰かが)神になれたのに、とか想った。発表が古過ぎるのかなぁ、後者は。「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」は、去年の九月とかだから論外だしなぁ。
と云うか僕のイメージでは、「好き好き大好き〜」と「私たちは素晴らしい〜」と「いーから皆密室本とかJDCとか書いてみろって。」を纏めて一冊にして欲しかった。そしたらハードカヴァーでも何でも、喜んで買ったのに……。けど「いーから〜」は、愛媛川名義だから駄目か。そんな固いこと云うなよって。
それにしても、『ファウスト』発売前週であるこの時期に、タッキーはサイン会を開き、西尾の新刊は発売延期になり、『群像』にはユヤサンの新作――しかも鏡家サーガ――が一挙二作掲載され、そして極め付けは舞城が芥川賞候補になりと、レギュラー陣が各処で話題になっているのは、何やらその裏に大いなる意思、神の見えざる手を夢想しても、決して僕の誇大妄想ではあるまいて。誰かが裏で糸を引いているのか、はたまた本当に偶然なのかは棚上げしても、取り敢えず『ファウスト』Vol.3は豪いことになると云うことだけは、確実であろう。
神は、Jに味方した――。

*1:舞城と東野圭吾