chronic life

地下室の屋根裏部屋で

前途多難?

大事な日だと云うのにも拘わらず、いきなりの震度4(東京23区)の地震に、唐突な雨(台風15号)。全く、どれだけ世間や社会や既成概念に囚われたとて、それ程苦にもならないが、真逆自然に迄歯向かわれるとは、何と不運な『ファウスト』でしょう(笑)。是で、招待者達の足が少なからず鈍ることは疑いの余地が無いだろう。勿論、何があろうと絶対に行く人は僕のように行くのだろうし、行かない人は招待状が届いていようと、誰かにしつこく誘われても、況やこんな状態では無くても行かないのだろうが、微妙だったり、迷っていた人にとっては、この天候不順は致命傷だろう。「気が向いたら行こうかな?」位の人にとっては、是は正に「天の思し召し」に想えるかも知れないのだから。しかし、それで良いのかも知れない。そんな、軽い気持ちの人間達が集まることは、主催者側も、同志達も望んではいないだろう。心から『ファウスト』を愛して、出場者達を好み、或いは強い興味と関心を抱いている人達が集まればいい。僕はそう想う。そう云った意味では、この天候と云うのもある種、篩に掛けたような格好になったのでは無いだろうか? 『春エヴァ』を経た後の『夏エヴァ』みたいな? 心から来たい人だけ、真実に参加したい人だけが集結する、本当の意味でのコミューン的フェスティバル。そうなる――予感がする。是は僕の唯の、勝手な妄想で終わってしまうのだろうか――?

因みに、地震が来た時、僕は相変わらず悠長に『宴の支度』を読んでおりました。まぁ、危機感が無いと云うか、切迫していないと云うか、莫迦なだけと云うか……(笑)。