chronic life

I can (not) have relations.

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『群像』2006年5月号「新人15人短篇競作」その2

今日読んだ三人は、全員初めて読んだ方でした。その辺りがどのように作用しているかはよく判りませんが、取り敢えず畳みます。

篠原涼子、岩下志麻と女の戦い!TBS系「花嫁はダミー!」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051802.html 以前より秦建日子氏のブログ*1で仄めかされていた作品が、遂に新聞発表されたようで。今回秦氏は、脚本及び脚本監修と云うポジションで、氏が実際に脚本を執筆されない回は、同じ事務所の若手ラ…

『群像』2006年5月号「新人15人短篇競作」その1

かなり乗り遅れてはいますが、先月号の『群像』に掲載された「新人15人短篇競作」をこれから少しずつ読んでいって、その日に読んだ分について一作毎に何か短めに書いていこうと想っています。いつも通り、「感想」でも「書評」でもないので、「何か」としか…

弁護士のくず/第六回

大筋としては、先週の予告を観た時点で想像していた内容と殆ど同じだったので、ストーリー的なサプライズはほぼなかったと云っていいんですが、沢村さんと深水さんの関係に、ポン太と死んだ彼の関係を擬えさせるところなんかは、なかなか面白い趣向だな、と…

(ハル)

先週の木曜深夜にTV放送していたものを、録画で観ました。前々から観たいとは想っていたのですが、やっぱりとても面白かったです。そうかぁ、11年も前に、もうこんな映画撮ってたんだもんなぁ。森田監督凄い! キャストについては、深津さんと内野さんくらい…

映画「愛の流刑地」で豊川悦司&寺島しのぶ、全裸共演!

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051701.html うわぁ、これ凄ぇなぁ……。主演が豊川さんと寺島さんで、監督が鶴橋さんなら、もっと別の映画を撮って欲しかった、と云う気持ちで一杯ではありますが、愛ルケは愛ルケで楽しみですよ。いや、マジ…

5月31日返却期限

告白 作者: 町田康 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2005/03/25 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 191回 この商品を含むブログ (275件) を見る 紙葉の家 作者: マーク・Z.ダニエレブスキー,Mark Z. Danielewski,嶋田洋一 出版社/メーカー: ソニ…

新刊書店

匣の中 (講談社文庫) 作者: 乾くるみ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/05/16 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (18件) を見る 秘密室ボン QUIZ SHOWクイズショウ (講談社文庫) 作者: 清涼院流水 出版社/メーカー: 講談社 …

徹底抗戦!文士の森 実録純文学闘争十四年史/笙野頼子/河出書房新社

大変スリリングでございました。こんなに熱気溢れる本を読んだのは、初めてかも知れません。端から端まで、もう凄かったです。僕個人としては、実際の闘争なり「論争」なりの経緯などよりも、笙野さんの純文学に対する並々ならぬ愛情を感じられたことの方が…

観月ありさミニスカスッチー

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/05/15/04.html 来クールの、日テレ水曜10時の新ドラマ。あんまりドタバタした感じじゃない、落ち着いた雰囲気のドラマだといいんですけど、多分無理だろうなぁ……。男性共演者が沢村さんにタニショーと云…

阿部寛“地”でいけるハマリ役…フジ系「結婚できない男」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051501.html 阿部寛主演でフジの火曜10時と云えば、『アットホーム・ダッド』が想い起こされますが、脚本も同じ尾崎将也氏なので(ちなみにプロデューサーも同じ安藤P)、やはり近い雰囲気になるかも知れま…

「となり町戦争」江口&知世が初共演

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/f-et-tp1-20060515-32104.html ……これは、ちょっとどうかなぁ。映画にして面白そうとはあんまり想わなかったので、どんな感じになるのか予想が付きませんね。あんまり「戦争っぽさ」が全面に出ちゃうと、…

途方に暮れて、人生論/保坂和志/草思社

小説にはちゃんとしたストーリーがあって、事件が起こって、愛する誰かが死んだりして、その喪失感が重要なテーマになる……というような、そういう“決まり”を無視した小説を書いているのが保坂和志なのだ。(p.32) 本書に収録されているのはほぼ凡て、『風の…

「タイヨウのうた」映画に続いてドラマ化決定…沢尻・山田初共演

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051301.html ここまで来ると、流石の僕も「あ、あざとい……」と想ってしまいますが、それでもやっぱり楽しみな気持ちもあって、多分それは、役者としてのお二人に期待しているからだと想います。後は、脚本を…

マチベン/最終回

最後まで、本当にいいドラマだった。話の展開や台詞も良かったし、キャストに一人も穴がいなかったし、それに制作陣が丁寧に作り込んでいるのがよく判って、観終わってとても清々しい気持ちになりました。事件自体も、途中までは「これはどんな終わり方にな…

てるてるあした/第五回

トムさん、復活。しかもギャグのオンパレードで、あれって殆どアドリブなんじゃないの?と云う気さえしました。しかも、笹乃館の黒板にさり気なくお祝いのコメントが書いてあったりして、何だか妙にキャスト・スタッフの愛を感じました。それに、ラストの祐…

5月26日返却期限

群像 2006年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/04/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (15件) を見る 熱帯 作者: 佐藤哲也 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2004/08/25 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 17回 この商品を含…

富豪刑事デラックス/第四回

そうそう、この感じこの感じ。これこそが、正に『富豪刑事』らしい面白さですよ。漸く本領発揮と云うか、ちゃんと真っ芯に当たったな、って感じでとても良かったです。最近、ドラマにインチキ占い師が登場するパターンがよくありますが、そんな中でも今回の…

弁護士のくず/第五回

まさか、本当に九頭が美月を引き取るとは想っていなかったので、それはちょっとびっくりしたなぁ。確かに、あの小市さん演じる伯父さん夫婦の家にい続けるよりは、九頭と一緒に暮らした方が楽しいような気はしますけど。最後、九頭が葉月の墓前で泣いた後の…

ロックンロール七部作/古川日出男/集英社

とにかく、とにかく、とにかく、ロックンロールな訳ですよ、皆さん!ロックンロール七部作作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (114件) を見る

アクロバット前夜/福永信/リトルモア

変な本だった。変だけど、面白い本だった。そしてとにかく、読むのが大変だった。僅か120頁の本書を読み通すために、読者は約1,600回ほども頁を捲らなければならない。それがこの本最大の特徴にして、読書と云う行為に対する、最大級のサプライズとなってい…

新刊書店

イッツ・オンリー・トーク (文春文庫) 作者: 絲山秋子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2006/05 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 34回 この商品を含むブログ (177件) を見る Invitation (インビテーション) 2006年 06月号 [雑誌] 出版社/メーカー: ぴ…

ゲゲゲッ!ウエンツ鬼太郎…来年4月、初の実写映画化

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051001.html 以前、堤監督で鬼太郎のイメージは堂本剛、と云う話を耳にしていたのですが、まさかウエンツ&大泉とは。画像を見る限りではシリアスですが、この二人がコンビを組むなら、面白い方に転がそうと…

「嵐」昭和の夢追う上京青年演じる

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/05/10/05.html 犬童一心監督の新作で、嵐の五人が揃って主演だそうで。監督が中学時代より映画化を夢見ていた作品と云うことで、かなり力が入ってそうですね。夢を追う若者五人の青春群像劇か……いいじゃ…

新刊書店

ポロポロ (河出文庫) 作者: 田中小実昌 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2004/08/05 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 35回 この商品を含むブログ (62件) を見る ヴィレッジヴァンガードだって、立派な「新刊書店」ですよね?

そんなに読んで、どうするの? 縦横無尽のブックガイド/豊崎由美/アスペクト

面白かったです。基本的に、人が本を薦めている文章と云うのは概ね好きなのですが、そんな中でもこれは最上級の代物なんじゃないかと。とにかく、紹介される本紹介される本、読みたくなってしょうがなかったです。本当に一体幾つ付箋を貼ったことか、数える…

劇団、本谷有希子(アウェー)「密室彼女」

どこまでを公演名だと考えればいいのかちょっと迷ってしまいましたが、多分これで問題ないかと。箇条書きで、超ダイジェスト感想と云うことで。大幅にネタは割っていないつもりですが、臆病者なので畳んでしまいます。

ゲロッパ!

先日TV放映されたものを、録画で鑑賞。キャストは皆良かったと想うんだけど、脚本的にちょっとどうなの?と想うところや、素直に笑えないシーンなんかが結構あって、全体としてはあまりのめり込めなかった。些か、期待し過ぎだったのかも知れない。ハチャメ…

TOKIO長瀬、日テレ系ドラマで“高校生やくざ”に挑戦

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006050802.html 長瀬君主演で河野Pであれば、そんなに大コケすることはないだろうから、結構期待しておこうかな、と。ただ、長瀬君がどれだけ虎児とのキャラの違いを出せるかは、大きいような気がするけど。ち…

国境の南、太陽の西/村上春樹/講談社文庫

村上春樹作品に対しては、タイトルなどから勝手なイメージを抱いていることが多くて、しかも殆どの場合、そのイメージは実際の作品とは全然違っていたりする訳です。この作品も正にそうで、僕が読む前に『国境の南、太陽の西』と云うタイトルから想像してい…