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心の外で思って®

〈Belacqua〉

2017年2月の読書まとめ

 今月は《探偵の探偵》シリーズを三冊読みまして、それに澤村伊智デビューもしました。『実験する小説たち』も良かったですね。色々あって、2月は割といい感じでした。

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2162ページ
ナイス数:34ナイス

探偵の探偵2 (講談社文庫)探偵の探偵2 (講談社文庫)感想
世間でどのように捉えられているのかは判りませんが、私にとってのライトノベル。前巻から半年以上も空けてしまったので、次はもう少し早めに読みたいと思います。
読了日:2月4日 著者:松岡圭祐
ぼぎわんが、来るぼぎわんが、来る感想
これは、実に素晴らしい! 取り分け章が移る毎の、ツイストの鮮やかさには恐れ入りました。また、あるところでは京極夏彦の某作へのウインクも感じられたり。確かに、凄い逸材が現れたものですね。
読了日:2月8日 著者:澤村伊智
あこがれあこがれ感想
かなり久しぶりの川上未映子。先ず「あこがれ」と云うタイトルが抜群に素晴らしい。読み終えてみると、これしかない!と云う絶妙さ。また、自分の人生で同じようなことがあった訳ではないのだけれど、それでも不思議とシンクロさせられる筆力も痛感しました。何作か読み逃しているので、そちらもおいおい……。
読了日:2月13日 著者:川上未映子
大渦巻への落下・灯台: ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)大渦巻への落下・灯台: ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)感想
概して、ストーリーよりもメッセージの方が強い、と云う印象を受けました。いや、ここはスペキュレイティブ・フィクションに倣って「思弁」と云った方が適切かも知れませんが。或いは、『ざっくりハイタッチ』のゴトー流に云えば「思想が強い!」とも。
読了日:2月14日 著者:エドガー・アラン・ポー
探偵の探偵3 (講談社文庫)探偵の探偵3 (講談社文庫)感想
連ドラで大筋を把握しているのは、この巻まで。「死神」の正体を判った上で読み進めるのは、どうにも不思議な感覚でした。さて、次はいよいよ未知の領域、ですね……。
読了日:2月17日 著者:松岡圭祐
探偵の探偵4 (講談社文庫)探偵の探偵4 (講談社文庫)感想
連ドラの後に映画化されるんじゃないかと予想して、先にその原作となるであろう『Ⅳ』へ目を通しておこうと考えたのが、そもそもこのシリーズを読み始めた動機でした。実際、そのように感じられるところは幾つもあって、例えば逢坂役に惹きのあるキャスティングをすれば、なかなかいい画に仕上がりそうなシーンが意識的に挿入されていたり……。事件の概要だけに着目すると、何だか『相棒』のSPとかでやりそうな案件だな、と。また、連ドラのラストはここから来ていたのか!と云う発見もあったり。さて、『探偵の鑑定』はどうしましょうかねぇ。
読了日:2月24日 著者:松岡圭祐
実験する小説たち: 物語るとは別の仕方で実験する小説たち: 物語るとは別の仕方で感想
一気に読み終えてしまうのが勿体ないような気がして、じっくりと少しずつ味読しておりました。小説の持つ自由さと、それと戯れるための敢えての制約について、そしてやっぱり「何だってアリじゃん!」と云う高らかな宣言。先ずは邦訳のあるものから、いずれはその先へ……!
読了日:2月28日 著者:木原善彦
淵に立つ淵に立つ感想
一月半前に映画を観た時から、色々と心境の変化を感じました。そして、確かにラストは全くの別物ですね。どちらがいいかと云うのを決めるのは難しいですが、個人的には映画の終わり方の方が好きかなぁ、とだけ。
因みに、124ページの「近接した磁石のNとSが弾き合うように章江は利雄から離れ」と云う表現は、恐らく校閲から指摘が入ったと思うのですが……。
読了日:2月28日 著者:深田晃司

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